・・・ 矯正装置の種類について ・・・
矯正装置には様々な種類があります。
それぞれの患者様の不正咬合の種類、使用する時期、目的によって使用する装置は異なります。
当院では検査をもとに、それぞれの患者様にあった装置を選択し診断時に御説明いたします。
矯正治療では症状により様々な装置が使われます。
その代表的なものをご紹介いたします。
![](img/souti/01.gif)
![](img/souti/1-.gif)
成人矯正で最もよく用いられる装置です。
歯の表面にブラケットと呼ばれる装置をつけて、これにワイヤーを通して歯を動かします。
通常は月に1度の通院で1年半~2年半くらいの治療期間になります。
ブラケットには金属製、プラスチック製、セラミック製、人工サファイア製など様々な種類があります。
また歯の裏側からつける装置(リンガルブラケット)もあります。
装置の種類、素材により治療期間、料金が異なりますのでご相談ください。
![](img/souti/007.jpg)
保定装置(リテーナー)
矯正装置を使い、歯並びが綺麗になっても、
そのまま放置しておくと元にもどってしまいます。
動いた歯が周りの組織
と馴染んで安定するためには抑えておく期間(保定)が必要
です。
この時に使用する装置が保定装置です。写真上の取り
外し可能な床装置のretainerの他にも、口の中に固定式の
ものもあります。
クリアプレート
歯型に圧接して作る薄いプレートです。
透明で目立たないのが利点ですが、強度的に他の装置よりも弱い面を持ちます。
歯を動かした後の保定装置として用いる他ホワイトニングの
シートとして等、様々な目的に用いられます。
上へ戻る
![](img/souti/02.gif)
![](img/souti/2-.gif)
上下の骨格の前後的なズレがあり、成長期で骨の成長誘導が期待できるときに用います。
![](img/souti/012.jpg)
Chin
cap(チンキャップ)
下顎が出ている子供に対して、下顎骨の成長期に下顎の成長を抑制
したり、下顎骨自体を回転させて後ろに送ったりするために使用する
着脱が可能な装置です。
![](img/souti/002.jpg)
MPA (上顎前方牽引装置)
上顎の成長期に上顎骨の成長を促進するために使用する
着脱が可能な装置です。上顎に装着するプレート、ゴムを
かけるフックから構成されます。
ゴムはchin cap もしくはfacial maskのフックに合わせてかけます。
![](img/souti/013.jpg)
EOA(ヘッドギア)
上顎が出ている子供に対して、上顎骨の成長を抑制するため、また
上顎の奥歯を後ろに送るために使用する装置です。
成人でも奥歯の位置を保持するためにマルチブラケット装置と併用して
もちいられることがあります。
外に出ている部分の着脱は可能ですが、奥歯につけた金属のバンドや
PLAは装置の使用が終わるまでは入ったままです。
![](img/souti/3-.gif)
狭い歯列を拡大する時に使用します。拡大ネジやスプリングを用いた装置です。
床装置に拡大ネジをうめこんだ取り外し可能な装置は歯列をゆっくりと広げる効果があります。
口腔内に固定式のものは縫合と呼ばれる骨のつなぎ目を広げることにより土台を拡げます。
それぞれネジを回す回数や使用上の注意が異なりますので、使用の際はよく説明を聞いて、
注意事項を守ってください。
![](img/souti/4-.gif)
![](img/souti/001.jpg)
奥歯のバンド、主線、スプリングから構成されます。
口の中に固定式で装着されます。
歯をスプリングで押して動かしたり、埋まっている歯を
牽引する土台として使われます。
上へ戻る 2ページへ